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天上の試練 – 谷川岳

魔の山、試練の山、谷川岳。
以前登って重症を負ってしまったこの山に今回も毎度おなじみのyosshyくんと共にリベンジです。


EF 17-40mmF4L USM

yosshyの愛車に揺られ群馬・みなかみ町へ突撃。道中、綺麗な虹が見えた。遠くの山も明るい。これは心配していた天気にも期待が持てるか?と思ったが・・・。実際に水上ICで降り、谷川岳へと近づくにつれて天気はどんどん悪化する・・・。予報を携帯でチェックし、午後には晴れそうであるという点と、土砂降りではないので様子を見ながら登ってみようと言う結論に達する。

今回は一時は西黒尾根から登ろうかという計画もあったのだが、終電の都合もあり天気も悪いのでロープウェイを利用し、天神尾根を伝っていくルートとなった。レインウェアやザックカバーなど装備し防水装備で挑む。


PowerShot G9


PowerShot G9

雨の影響を考え、いつもの一眼レフはザックへしまい込み、とりあえずこじんまりとしたG9で撮影することになる。念のため持ってきておいてよかった・・・。G9は古いモデルではあるが、コンデジの中でもハイエンドモデルでRAW撮影ができる。RAW撮影主義者な自分にとってはたとえコンデジでもRAWが撮れないと落ち着かない(笑)

話がそれてしまったけれども、まだ朝はかなり早いというのにロープウェイ駅はこの大混雑。先が思いやられるスタートだ・・・。


PowerShot G9

雨の降りしきる天神平からスタート。ひどいコンディションだ・・・。


PowerShot G9


PowerShot G9

しばらく進むと早くも大渋滞が起こっていた・・・。今までの山行でもこういう事はまずなかったのだが・・・。谷川岳の恐ろしさを改めて知る。


PowerShot G9


PowerShot G9

進めど、進めど、渋滞。
鎖場も、渋滞。


PowerShot G9

後ろを振り返れば、空が晴れてきそうな雰囲気。通ってきた尾根がよく見える。


PowerSot G9

が、しかしこれから進む道は相変わらずの様子。白い闇の中へ渋滞の中進んでいく・・・。


PowerShot G9

結局、さっぱり展望が効かず、渋滞のまま山頂直下の肩ノ小屋へ到着してしまう。このあたりに着いたとき、ぼくはなぜか情けないことに息がものすごく上がり、喉がイガイガと痛くなっていた。この時は特に気に留めなかったのだが・・・。山を降りてからこれに苦しめられることとなる。

とりあえず、行動食を軽く食べてすぐに山頂へ向かう。


Powershot G9

というわけで、山頂、「トマの耳」へ到着。
山頂と言ってもこの谷川岳は双耳峰なのでもう一つこの奥に「オキの耳」というピークがあるのだが、悪天候な上に、終電を気にして急いでいたので、今回はパスしてしまう。


EF 17-40mm F4L USM

そそくさとトマの耳から退散し、肩ノ小屋へと帰還。超混んでいる・・・。ようやく一眼レフをザックから引っ張り出してとりあえず記録写真を撮る・・・。なんとか二人座れそうな空間を見つけ、ここで昼食をとることにする。 写真を撮り忘れてしまったが、今回の山行には新兵器として山マットの定番であるところのサーマレストのリッジレストを投入。別にテント泊するわけでもなくただの快適装備として持ってきたものだったけれど、これが本当にふかふかして快適で二人でマットの上でくつろいだのだった。汚れてもザブザブ洗えるから気にしない。


EF 17-40mm F4L USM

そしてもうひとつの新兵器、ナルゲンのボトル。これはでかい奴は元々持っていたものでありましたが、手前の500mlサイズをyosshyくんと共に新調。前日にマッキンリーに登る山番組を一緒に見ていたら、皆がこぞってこれを使っているのを見てしまい、火がついてしまった(笑)そう、ぼくたちは見た目から入るタイプ。プラティパスのハイドレーションに入れるのは躊躇っちゃうような味のついた飲み物もこれだったら気兼ねなく突っ込めるので行動中に飲むスポーツドリンクを入れたりと、重宝した。腰からぶら下げるとカッコいいし。

ここで、持参したアルファ米のチキンライスを食べて簡単に昼食を済ませる。

EF 17-40mm F4L USM

食事を終え、下山開始。肩ノ小屋から下山するルートには写真のようなゲートが設置されており、人数をカウントしているようだ・・・。


EF 17-40mm F4L USM

今日のルートには確かどこかに「天神ザンゲ岩」という大層な名前の岩があったはずなんだけどなあ〜。などとyosshyくんと話ながらおりてくると目の前に休憩するのに丁度良さそうな岩があり、多くの人が休憩している・・・。よくよく見ると端の方に小さな案内標があり、そこには探し求めていた「天神ザンゲ岩」の文字。「あ!これだこれだ!コレじゃんザンゲ岩」みたいなことをyosshyと話してカメラを構えたら、写真左のおじさんが「うおー!ごめん!!そうだったのか!」とそそくさと避けてくれた(笑)辺り一面が笑いに包まれた。緊張感あふれる悪天候の行程だったけれどここでちょっと和む。


EF 17-40mm F4L USM

まだまだ多くの人々が登ってくる。相変わらず渋滞している・・・。


EF 17-40mm F4L USM


EF 17-40mm F4L USM


EF 17-40mm F4L USM

たまに晴れ間が覗く。もし晴れていたらさぞや美しい景色だったのだろう・・・。


EF 17-40mm F4L USM

しばらく降りてくると雲がかかっているゾーンを抜けた。ここからは下はもう明るい天気だ!


EF 17-40mm F4L USM


EF 17-40mm F4L USM


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM

西黒尾根の方もこうなると気持よさそう。
温かい陽射しを浴びながら下ってゆく・・・。


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM

かなり高度感があるルートで気持ちがいい。ああ、最初から晴れていたらなあ〜


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM

天神尾根ルートはとにかく気持ちの良いルートだ。・・・天気さえ、よければ。


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM

かなり降りてきたところで山頂方面を振り返る。だいぶいい天気になってきてるように見えるが・・・。
何度も振り返りつつ、今朝きた道をひたすら下ってゆく・・・。


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM

今日も相棒のyosshyはバッチリ決まっている。ぼくも彼が履いているようなランパンが欲しかったのだけど、どうにもこうにもどこを覗いても売り切ればかり。
ナルゲンのボトルもかっこいいぜ(笑)


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM

下まで降りてきて、ゴールは目前。最後に谷川岳の勇姿を望む・・・。どうしても山頂にだけは雲がうっすらとかかってしまっている。さすが谷川、そう簡単にはいかない。


EF 100-400mm F4.5-5.6L IS USM

最後は天神峠まで登らずに直接ロープウェイ駅に降りるルートを使い、今回はケガもなく無事に山行を終えた。一応はリベンジ成功と言えるのだろうか?オキの耳を飛ばしてしまったので悪天候だった分も含めてもう一度リベンジの必要がありそうだ(笑)


EF 17-40mm F4L USM

帰りはまたyosshyくんの世話になり、無事に駅まで送り届けてもらう。心強い相棒がいてくれて自分は幸せだ。


EF 17-40mm F4L USM

最後は東京駅から新幹線に乗り込み、いざホームタウンの郡山へ。今回の遠征で撮った写真を眺めながらビールをあける至福の瞬間・・・のはずだったのだがここで遂に「魔の山」が牙を剥く。肩ノ小屋についた辺りからなんとなく喉がイガイガして嫌な感じはしていたのだが、新幹線の席に座りほっとした瞬間に見る見るうちに具合が悪くなり、これは完全に風邪をひいたなという状態へ。もちろんビールなんてうまくない・・・。寒気もひどく、かなりグロッキーな感じで帰宅することとなってしまった。そして、この記録を付けている現在も一向に風邪が良くならない。恐るべし、谷川岳(苦笑)

こうして、谷川岳への二度目の挑戦は終わったのであった・・・。

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