Raft

NPはRaftへと生まれ変わりました。変わらぬご愛顧をお願いいたします。

• About
• Flickr
• Instagram
• Twitter
• OLD BLOG
• K44 Photography

Nikonのフィルム沼

前回のポストではニコンFEとF100の２台で撮影した写真を紹介した。
今回はその２台について語る回。

ニコンのフィルムカメラはなんとなく欲しいと思っていたが、なかなか手が出せずにいたところ、
ある日キヤノンAE-1で撮影した写真（これはいずれ公開します）を現像しに某カメラ店を訪れると、そこにはポケットマネーで買える金額のFEが。あまりにも端正なその佇まいに一目惚れしてしまい衝動買いをしてしまった。それと同時期に、オークションで誰も入札をしていないニコンF100に入札をしたらそのまま誰とも競り合わずに落札となってしまい、一度にニコン機が２台になってしまった。
FEは絞り優先のカメラで、シャッタースピードをオートに設定することができるが、操作感など基本的にはクラシカルなマニュアルのカメラと思っていいようなカメラだ。
幸い、現状渡しのジャンクで買った割には露出計も正しく動いていてオートも使える。

一方、F１００は極めて現代的なカメラで、絞り優先、シャッター優先、プログラムオートにマニュアル、今時の一眼レフと変わらない。シャッタースピードも1/8000まで切れる。オートフォーカスも搭載しているし、新しい絞りリングのないGタイプのレンズも使える。秒間4.5コマの連写までできる。フィルムで連写というのはなかなか敷居が高いが・・・。
ちなみに、レンズのチョイスはF100でAFが使える上に、古いFEでも使えるよう絞りリングがあるDタイプのレンズとしてみた。クラシカルな見た目がなかなかいいと思う。

そもそも、元々は家にあってインテリアと化していた、キヤノンFTbに悪い友達の影響で適当なフィルムを装填し、撮影したのが始まりだった。デジタルとは違う、フィルムで撮る愉しさ、出てくる絵の雰囲気が大いに気に入ったのもあるが、そもそも機材オタクでもある自分にとってフィルムの世界は広大な沼が無限に広がっており、かつデジタルに比べれば圧倒的に安く買える。（実際F100はレンズ付きでも1万円。FEに至っては数千円だ）というわけですっかりはまってしまった。ニコンのフィルム沼編があるということは・・・キヤノンの沼編も・・・あるかもしれない。

とかなんとか言いつつも、また近所のカメラ店で激安ジャンク品となっていた伝説の名機をサルベージしてしまう・・・。