福島を歩く

X-T2,XF35mmF1.4R

先日福島市内にて、クルマ仲間との少し気の早い忘年会があった。あまり福島市で飲むという機会もないので新鮮である。折角なので少し早めに行って、カメラを片手に散歩して見た。この日はデジタルとフィルムの二刀流、デジタルはX-T2とD610、フィルムはF100にフジのNATURA1600を入れた、謎の重装備。それぞれに焦点距離が違う単焦点をつけて出陣。

F100,AF50mmF1.4D,NATURA1600

F100,AF50mmF1.4D,NATURA1600

クルマを宿泊先に停めて、バスで駅前まで移動。
なかなか風情のあるバスだった。

F100,AF50mmF1.4D,NATURA1600

目的地付近まで到着。この辺りは以前、X-Pro1を持って撮り歩いた辺りだ。
古い建物が多くて好きな街並み。

F100,AF50mmF1.4D,NATURA1600

F100,AF50mmF1.4D,NATURA1600

F100,AF50mmF1.4D,NATURA1600

少々薄暗くても全く問題なく撮れる感度1600のフィルム。デジタルならば当たり前のことだが、妙に感心する。そして、とても楽しい。

F100,AF50mmF1.4D,NATURA1600

道草も程々に、一次会、一軒目・・・ではなく、一次会の前の会、ゼロ次会の会場となる餃子店へ。

D610,AF35mmF2D

ここは予約はできず、店内も広くはない。カウンターに10席あるかないかのお店。少々気難しい親父さんが黙々と餃子を焼いてくれる、素人には大変入りづらいお店。
一人一皿がルールらしいので注文する。名物は海老入り餃子らしいが、まずはスタンダードな焼餃子を。

X-T2,XF35mmF1.4R

ビールと餃子。もう何も言う事は無い。ここの餃子はかなりクリスピーな焼き(と言うより揚げに近い)加減でサクサクと軽い食感。これはうっかりビールも食も進んでしまう。

F100,AF50mmF1.4D,NATURA1600

同じ餃子の写真で恐縮だが、なんと、フィルムでも撮ったので公開。薄暗い店内でも撮れるのは大きい。

D610,AF35mmF2D

結局ペロリと一皿(10個)を平らげて、今度は海老入りをオーダー。海老入りの方はお店のおかみさんオススメの配合な酢コショウのタレで頂く。海老入り餃子、これが絶品でプリプリとジューシーな海老の肉汁が閉じ込められており、さっぱりとした酢コショウのタレが絶妙でそれを小さなグラスに注がれた瓶のビールで流し込むと、至福の瞬間が訪れる。

楽しいクルマ談義に花を咲かせながら舌鼓を打っていると、一人の若者が店に入ってきた。一杯だから出て行ってくれと、親父さんに言われるも、餃子だけ食べて帰りたいから待つと食い下がる若者。しかし、時間がかかるからダメだと結局親父さんに追い出されて行く。急かすわけではなく、先に来たお客さん達を大切にしてくれるのがなんとも良い。入店するまでは大変だが・・・。

F100,AF50mmF1.4D,NATURA1600 | D610,AF35mmF2D

餃子店を後にし、まだ時間があったのでもう一軒ハシゴ。適当に目に付いた店へ。軽く一杯引っ掛けるだけのつもりが、思いの外大ボリュームのお通しが出て来て撃沈する。日本酒の種類も豊富で、当たりと言えば当たりのお店だったが・・・。

X-T2,XF35mmF1.4R

ようやく目当ての「一軒目」の店へたどり着き、今日のメインの静岡風のおでんにありつく。既にすっかり満腹なのと良い感じに酔いも回って、撮れた写真は見ての通りの有様。全くピントが合っていない酔いどれ写真となる。これはこれで、酒場写真の醍醐味なのかもしれない・・・。

X-T2,XF35mmF1.4R

楽しい時間はあっという間に過ぎ、宴会は終わる。解散後、ふらふらと、甘い物好きメンバーと行き当たりばったりで、コーヒーショップへ立ち寄る。

F100,AF50mmF1.4D,NATURA1600 | X-T2,XF35mmF1.4R

日によって変わるアイスの味にこだわりのコーヒー。そして何より店主が自ら福島一のカメラ馬鹿と名乗るかなりコアなカメラ好き。レジの横にも数本フィルムの箱が転がっていたり、フォーサーズのカメラやリコーのGXRなどが転がっていた、かなり面白いお店。カメラ談義で盛り上がる。

X-T2,XF35mmF1.4R

この後、更にもう一軒移動、日付が変わる頃までワイワイと過ごし福島のディープな夜は更けて行った・・・。

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