
紅葉の霊山を歩く
今年は多忙なのと、天気のタイミングが合わずに結局ほとんど山へと行けていない。そんな折、くらさんからお誘いがあり、teamBZRのメンバーですっかり秋めいた色になっているであろう、霊山を軽く散策してみることにした。
前日に霊山からは遠い、ぼくの家になぜか皆が集合しいきなり宴会となる。
どうもこのメンバーで登る山は二日酔いの状態で登る事が多い・・・。いつも通り、頭の痛い状況でのスタートとなった。
ここは登山口直下の宿泊施設、紅彩館。
登山口周辺の駐車場は満車だったため、紅彩館の周りの道路に路駐することとなってしまった。
トイレ休憩を済ませ、身支度を整える。
車道を少し歩くとすぐに登山口へと着き、そこには高さこそ低いものの、岩肌が剥き出しで迫力のある姿をした山が聳え立っていた。
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登山開始。
暖かい木漏れ日射し込む、緩やかで穏やかな登山道を歩いてゆく。
穏やかな道に誰もが油断をしていたその時、頭上から巨大な岩が落ちて来た・・・!
既の所でくらさんがその大岩を両腕で受け止め、「オレのことは良いから、先に行け・・・!」
・・・仲間の尊い犠牲を無駄にしないためにも残された我々は先へと進むことにした・・・。
先へと進むと、水辺に見覚えのあるバンダナ姿の男が写真を撮って居た・・・。
もう化けて出てきたらしい。精神体となったくらさんと再び合流し、先へと進む。
くらさんから借りた異界の謎の広角レンズは、壮大なフレアを生み出した・・・。
見所の一つ、宝寿台へとたどり着いた。
急峻な岩場となっており、ハシゴを使って上に登る。
登り切るといきなりの大パノラマ。低めの山ではあるけど、とても良い高度感。
この日靴を忘れたらしいくらさんに、ぼくのランニングシューズをお貸しした。
持ち主より似合っている気がする・・・。
ハシゴを降り、先へと進んでいく。
歩き始めてすぐに、見下ろし岩へと到着。
この山は、緩やかなコースだがやたらと高度感のあるビュースポットが満載でとても面白い。
お次は日暮岩。
例に漏れず、ここもまた良い眺めだ。
しかしどうも人気の無いスポットのようであまり人が来る気配がない・・・。ここで食事休憩を取ることにした。
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昼食は超定番のカップ麺だ。山の上で食べる温かい食べ物はなぜこんなにも美味しいのだろうか。
お湯が沸くのを待つ間、くらさんの装備をチェックすると大幅に強化されていた。
無駄のないフォルム。鳴り響くシャッター音・・・。そのボディはまさか・・・!?
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そして、今までコシナの怪しい広角レンズを使っていたくらさんがおもむろに取り出したそのレンズは、
もはや風景写真には定番となった、Lレンズだった・・・。
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新装備に度肝を抜かれているうちに、うどん完成。うどんの待ち時間は5分だ。この山は標高が低く、暖かいのでまだ良いが、山の上でなんの対策もなく5分も待つとすっかりぬるくなってしまう恐れがある。コンビニ限定、お揚げが2枚!のコピーに何も考えずうどんを選んでしまったが、山に登る者としては致命的な過ちを犯してしまったのかもしれない。だが、その鰹だしの味は疲れた身体に染み渡っていった・・・。
この眺めを堪能しながら、うどんをすする。最高だ。
腹ごしらえを済ませると、まだこの山には残された部分があるが、午後に予定があるため下山する。
帰り道は、レンズを取り替えて、目線を切り替えてみる・・・。
下りは駆け抜けるように、あっという間に下山し、皆で紅彩館の温泉に浸かって今日の疲れと、昨晩のアルコールを流す・・・。
とても良い気持ちだった・・・。
久しぶりの山歩きに、心躍る一日だった。
また機会があればもう少し散策をしてみたい。
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