
左波子の見ゆる 山の彼方か
車の慣らしがてら、ちょっと飯坂の温泉まで。
仕事で来たり、友人の皆さんと遊んだり何かと来る機会が多い街だけど、
一人でじっくり歩いたことはほとんどない。
風情のある通り。容赦なく立つ電柱。
いいんだか悪いんだか。
ふらふらと吸い寄せられるように旧堀切邸へ。
蔵がふたつも三つもあって、お座敷は広いし
はぁ、立派なお屋敷ですなぁ
旧堀切邸を後にして、飯坂と言えばな鯖湖湯の前に出た。
いつ見てもすごい。
うーむ。風情があり過ぎるぐらいの勢いだ。
写真では伝わらないけど、どこからとも無くずっと演歌や民謡的な音楽が流れていて、
これぞまさに鄙びた温泉街といった趣。
飯坂って街はどうしてか、心に突き刺さる。
幼少の頃、今は亡き祖父母に連れられ各地の温泉を巡った思い出がそのままに残っていて―。
だって、焼き鳥とラーメンのお店の名前がすずめですよ。
もう本当にすごい。
駅も素晴らしい。ど真ん中の直球。
そして摺上川を囲む(かつての)ホテル街と波来湯。
このビジュアルもまた、心を揺さぶる・・・。
そして入るのはいつもお馴染みの波来湯。
鯖湖湯はちょっと本気すぎて自分には無理そうなので(笑)
慣れ親しんだ安心感のあるこちら。温めのお湯があるのだ。
ゆっくりと湯船に浸かり、ぼんやり。
いろんなことを、かんがえました。
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