
仕事で宮城県にあるとある酒蔵の取材をする機会があった。あまり写真を熱心に撮るような状況でもなかったので、Amazonなどで買える激安中華MF単焦点レンズ、Hengyijia(ヘンイージア) 25mm F1.8をX-T2に付けたお気軽装備で出掛けることにした。X-T2はこういう取材などの際、メカシャッターでも比較的静かなのが良い。もっとも、電子シャッターにすれば無音になるのだが・・・。
このレンズの最短撮影距離は18cm。結構寄れるのでボケを生かした撮影にも扱いやすい。
季節柄、酒造りは行われていなかったけれど、綺麗な酒蔵さんで酒造りに対する姿勢がよく現れている。
比較的暗いシチュエーションだけど、F1.8の明るさのおかげで自然に撮れる。ピントの山も掴みやすいが、ピントリングも絞りリングも少し動作が緩い気がする。この辺りは中国製のやすい商品だから割り切っているのかもしれない。EXIFがおかしいのは、レンズに情報が入っていないから。
一通り見学をした後、様々なお話を聞かせて頂き、酒蔵を後にする・・・
その後、野を越え山を越え・・・
知る人ぞ知るパワースポットへ。
里山を登ったその先には神秘的な風景が待ち構えていた。
取り立てて性能が良いとは言えないであろうこのレンズだが、その不完全さに味わいがあるとも言える。
この神秘的な風景はこのレンズで撮ったからこその一枚と言えるだろう。何より安いので気を使うような山歩きなんかでも惜しげなく使え、重宝する。
レンジファインダーと言えば、な穴あきの金属製フードも付属してくるのがポイント。とりあえずの35mm相当なスナップ用レンズが欲しい向きには十分オススメできるレンズだと思う。
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